「アイデアに誇りを持ち、やり抜くこと」が必要だ

2020年を新しい日本への変革のきっかけにするためには、「企業」と「人材」が鍵となる。この2つを変えていく上で、ここまで説明してきたイスラエル社会からの学びは、大きなヒントになるはずだ。

石倉洋子、ナアマ・ルベンチック、トメル・シュスマン『タルピオット イスラエル式エリート養成プログラム』(日本経済新聞出版)
石倉洋子、ナアマ・ルベンチック、トメル・シュスマン『タルピオット イスラエル式エリート養成プログラム』(日本経済新聞出版)

まずは、企業のメンバーがある期間イスラエルに滞在し、スタートアップを探し、実際に提携するプロジェクトに結びつけるのが企業の変革への近道だろう。

国レベルで考えると、高校生同士の交流もよいかもしれない。世界では、アメリカの銃規制、ヨーロッパの気候変動対策など、世の中を動かすプロジェクトで高校生が活躍していることが多い。イスラエルと日本の高校生が交流する機会を持つことができれば、大きな刺激になるだろう。

私たち一人ひとりに必要なのは、自分のアイデアに誇りを持ち、習得したツールを駆使して、次々それを実験し、ひとつでも良いので、やり抜くことだ。

「イスラエルはすごい」と評論家のようにいっているだけではなく、自ら共同チームの一員となって、明日から行動することなのだ。

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