このようなツールを使うと、子どもが好きなゲームや利用しやすい時間帯などもわかる。この後にご紹介する、親子での話し合いのきっかけに使うのもおすすめだ。
<対処法⑤>保護者が確認し、話し合い、手本を見せる
既に述べてきた通り、子どもだけに任せておくと、YouTubeやゲームの時間が長くなってしまう。放任が一番の問題なのだ。
そこで、保護者が一日の利用時間を確認し、その都度、子どもとルールや利用時間について話し合うようにしよう。利用が長時間になりやすいのであれば、理由について話し合ったり、どうすれば守れるのかについても話し合ってみよう。
子どもに任せきりにしないで
保護者が長時間利用をしていると、子どもも影響されて利用時間が長くなる傾向にある。そこで、保護者が子どもの目の前で長時間利用などをしないことも大切だ。子どもにやらないように言っていることは、保護者自身もしないようにしたい。
大人だけでなく子どもも、突然長い時間ができてしまって困っているのは同じだ。子どもたちは本来、進級、進学でやる気があったはずなのに、何をしていいのかわからなくなっているのだ。
子どもたちに、やることややれること(やりたいと思えること)をわかりやすくしてあげよう。やること以外は子どもたちに選んでもらえれば、日常も豊かで楽しくなるのではないか。
もちろん、YouTubeやゲームは、適切な時間で見たり遊んだりするならば、けして悪いものではない。気分が晴れたり、勉強になったり、新しいことが学べるももの多い。たまには親子で楽しんでもいいだろう。
YouTubeやゲームの長時間利用は、子どもだけの責任で起きることではない。また、長時間利用が当たり前となってしまうと、学校が再開しても学校生活に戻りづらくなる。保護者が適切に関われればかなり防げるので、少しだけ手間と時間をかけてあげてほしい。