リスクの小さい起業ができる社会へ

さらに言うと、私は今後、「会社を買って始める」だけでなく、「会社を買って、始めてから支払う」という手もあるのではないかと考えています。どういうことかと言うと、前のオーナーさんや社長さんに手伝ってもらって、まずは休眠している会社を動かして、始めてみる。そして、そこで得た利益から支払うというかたちです。

持田卓臣『普通のサラリーマンでもすごいチームと始められる レバレッジ起業「バーチャル社員」があなたを救う』(KADOKAWA)
持田卓臣『普通のサラリーマンでもすごいチームと始められる レバレッジ起業「バーチャル社員」があなたを救う』(KADOKAWA)

日本の起業率はずっと低いままですが、さらに今の状況では、ますますリスクを取るような人が減っていくと思います。だからこそ、リスクの小さいかたちで起業ができるような、そういう環境をつくっていければと考えています。

以上が石川さんのお話です。起業に付きまとう金銭面のリスクについて、こうした専門家の力を借りることで、かなり軽減できることがわかったと思います。

私自身、補助金や助成金と言うと、とにかく面倒というイメージがあり、あまり活用したことがなかったのですが、今回のインタビューを通して、本音で「もっと早く知っておきたかった」と思える情報がたくさんありました。

これから起業をするサラリーマンの方は特に、早いうちからこういった情報を有効活用すれば、より安心して事業に取り組めるのではないかと思います。

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