PB商品は、お茶、ビール、日用品がお得

コンビニは独自のPB商品を持っている。セブンの「セブンプレミアム」、ファミリーマート(以下、ファミマ)「ファミリーマートコレクション」、ローソン「ローソンセレクト」が代表だ。先ほどのカット野菜などもお手頃だが、PB商品の中でも安いのは、やはりお茶系ペットボトル飲料だろう。600mlのウーロン茶に緑茶、麦茶が93円(税別、以下同じ)で買えるのはありがたい。飲料を買うなら自動販売機よりコンビニが正解だ。

また、ビール系飲料も安い。ローソンセレクトの「セレクト ゴールドマスター」は350mlが100円、500mlでも136円だ。セブンプレミアムの「ザ・ブリュー」は114円と163円。なお、プライベートブランド以外の限定商品を含めれば、セブンとローソンには100円ほどのチューハイもある。晩酌族にはかなりありがたい。

また、イオングループのミニストップではイオンのPB「トップバリュ」を扱っている。その低価格ぶりは言うまでもないだろう。

食品だけではない。洗剤などのPB日用品もお手ごろだ。食器洗い洗剤は100円程度、キッチン用漂白剤も82~84円と、ドラッグストアで買うより安い商品がある。トイレやバス用洗剤も、詰め替え用なら100円を切る。ちょっと反則ワザだが、洗剤用ボトルを100円ショップで買い、中にコンビニPBの詰め替え用洗剤を入れれば、かなり安くあがるだろう。

コンビニに押し寄せるデジタル値引きの波

冒頭でキャッシュレス還元効果について触れたが、ことコンビニについては現金以外の支払い手段が進んでいる。クレジットカードはもちろん、各種交通系電子マネー、バーコード決済にいたってはau ペイ、d払い、ペイペイ、メルペイ、LINEペイ、楽天ペイなら大手コンビニはどこでも使える。ペイペイ、メルペイ、LINEペイなどは昨年、セブンで割引クーポン配布キャンペーンを行っていた。2月7日現在、d払いは対象のコンビニで使うと10%のdポイントを還元するキャンペーンを2月16日まで実施しており、auペイもコンビニを含む加盟店で2月10日~3月29日まで最大20%のポイント還元予定だ。

むやみにキャッシュレス手段を増やすのはオトクではないが、自分が使っているアプリのキャンペーンがある時には見逃さないようにしたいものだ。

ファミマユーザーなら、やはりファミペイはマストだろう。200円ごとにファミペイボーナスが1円つくだけでなく、クーポンの配信もある。また、dポイント、楽天スーパーポイント、Tポイントの3つの共通ポイントをファミペイアプリと連動でき、アプリ内で設定が済んでいれば支払いの際に自動でポイントがつくのは便利だ。これがないと、スマホの操作に加えて財布からポイントカードを出すというアクションが必要で、ポイント加算が面倒になるからだ。また、ファミペイでしか購入できない回数券もある。例えばファミマカフェのブレンド(100円)11杯分の回数券を10杯分の値段で買えるというものだ。キャンペーンにより、さらに割引になることもある。