「自分はハブだ」と意識して、別のコミュニティーにつなぐ
コミュニティのハブになる方法は、大きく分けて二つ。
ラグビーの例のように「知っていて得意なこと」で貢献し、まずコミュニティーをつくるというやり方。そしてファイナンス勉強会の例のように「実際は大したことがないけれど、幹事役をやる」という貢献で、コミュニティーをつくるやり方だ。
いずれにしろ、できあがったコミュニティーを内輪だけで完結する小さなまとまりにせず、「自分はハブだ」と意識して、別のコミュニティーにつなぐことがポイントだ。ハブになること自体がコミュニティーへの貢献でもある。
国立長寿医療研究センターの調査によると、社会的つながりが多い人は認知症リスクが46%も下がるという。ハブになることは人生100年時代において重要な「個人の力」となるソフトスキルといっていいだろう。