「芸人というのはな、商売道具のオモチャやから」

社内からも大崎、岡本、特に岡本体制への批判が噴き出てきている。『フライデー』(8/23・30号)で、吉本のエリート・マネージャーだった人間が、岡本がこういったと話している。

「芸人というのはな、商売道具のオモチャやから。お前が出世するための道具として使っていったらええんや。ボロ雑巾みたいに使えばいい」

焼肉を食べながらだそうだが、岡本のホンネであろう。その後、彼が体調が悪くて肉が食べられないのを見た岡本は激怒し、頬をビンタしたという。

日常的なパワハラ、残業記録の書き直し、イベントを黒字にするため芸人にはカネを払わないなど、吉本のブラックぶりが赤裸々に語られている。ここまでくれば「ブラック企業大賞」でも授与したくなるではないか。

芸人が少しでも吉本に批判的なことを言ったら上長に報告する

吉本は闇営業を認めていると発言しているが、それこそウソだという。

「吉本は所属芸人の直営業を見逃すような甘い会社ではありません。

会社は私たち現場の社員に指示して、芸人さんたちが吉本主催でないイベントに勝手に出演していないかを監視させていました。(中略)

ほかにも、社内にはテレビ番組に出演する芸人さんの発言をチェックする担当社員がいました。

芸人さんが少しでも吉本に批判的なことを言ったら、リストアップして上長に報告するんです。とにかく芸人さんの監視体制は陰湿でしたね。

売れている芸人さんであっても、会社の悪口を言えば評価はダウン。(吉本興業HDの)大崎洋会長や岡本社長にペコペコしない芸人さんは、なかなかギャラも上がらないのです」