家庭崩壊に近い状況にあるのではないか

結婚問題だけではなく、今年に入ってから、天皇退位、皇太子の新天皇即位、自身も皇太子待遇の「皇嗣(こうし)」になるなど、忙しい日々を送ってきたこともあるのだろう、昨秋よりやつれが目立った秋篠宮夫妻であった。

二人のことは何も聞いていないし、向こうから相談にも来ない。週刊誌で何度も報じられているように、親子の断絶は深刻さを増し、家庭崩壊に近い状況にあるのではないかと想像させる物言いではある。

これについて女性週刊誌はこう報じた。

「眞子さまと小室さんの結婚に関しては、状況は膠着状態です。今は解決を急ぐタイミングではないとお考えなのだと思います」(秋篠宮に近い関係者=女性自身7/9号)
「秋篠宮ご夫妻が下した小室圭さんとの『決別』」(週刊女性7/9号)
「(秋の会見では=筆者注)“現状のままでは納采の儀は行えない”と明言されました。今回のご発言は、国民に向けて“あれから一歩も進んでいない、厳しい対応のままです”ということをお伝えになられたかったのだと思います。(中略)会見ではずいぶんおやせになられた印象でしたが、秋篠宮さまの苦しい胸の内が垣間見えました」(秋篠宮家を知る関係者=女性セブン7/11号)

ニュアンスは少し違うが、2人の結婚に対して両親は前向きではないと見ているようである。

発言は「率直に吐露された、限りなく本心に近いもの」

週刊新潮と週刊文春はどうか。

新潮は、この会見で2つのことが明白になったとしている。一つは、秋篠宮家の親子の断絶が、噂だけではなく現実だったことがハッキリした。

今一つは、小室家から具体的な連絡がなく、解決のめどが立っていないことがわかったと、皇室ジャーナリストの久能靖が話している。久野は続けてこういう。

「婚約延期の期限は来年の春ごろ。4月には立皇嗣の礼があります。それまでにきちんと解決したいとのお気持ちが殿下にはある筈ですが、どうしたらいいか分からなくなっておられるのでは」

秋篠宮家研究という連載を始めた文春は、今回の発言は、体調の問題もあって美智子さまが関与しなかったため、「(秋篠宮さんが=筆者注)率直に吐露された『限りなく本心に近いもの』」(秋篠宮家関係者)と書いている。