執行役員が教え教えられる研修期間

世界各地にいる本社執行役員がニューヨークに出向き、プログラム期間中は本業を離れて朝から晩まで、研修の参加者たちと向き合うことになります。

クロトンビルに泊まり込んでいる執行役員のために、キャンパス内に執務室を用意してありましたが、そこで仕事をしている姿を見かけることがほとんどないほど、一日中あちこちの研修に呼ばれるのです。

クロトンビルのニューヨーク・キャンパスには宿泊施設があり、参加者も泊まり込みで研修を受けます。執行役員の朝は、指定されたクラスの参加者たちと朝食を取りながらミニ・コーチングのセッションを行うことから始まります。

研修が行われている時間帯は、各クラスを回って1~2時間ほど、スピーチや参加者との討議を行います。「自分が考えるリーダーシップとは」といったテーマから、「自分が考えているビジネス戦略」についてのアイデアなど、議論の内容は多岐にわたります。

ランチタイムも夜の会食もセッションの場

昼食時も参加者とのミニ・コーチングのセッションがあり、午後も各クラスを回ります。3時頃にはコーヒー・ブレークを兼ねて、少人数の参加者たちとキャンパス内にあるカフェの暖炉の前で車座になってセッションが行われます。

夜くらいは一息つけるのかと思いきや、そうは行きません。夕食も参加者と一緒に取りながらミニ・コーチングのセッションがあります。クロトンビルにはカラオケセットやビリヤード、卓球台などが完備されたバーがあります。夕食後はここで気軽な雰囲気の中、一杯やりながら、いろいろなクラスの参加者たちとの交流が繰り広げられます。

早朝や夜間はさすがに解放されると思うかもしれませんが、世界各地との時差を利用し、テレビ会議システムを使ってLIRはさらに展開されるのです。