積み木遊び「ほとんど毎日」東大生家庭51.7%、一般家庭29.9%

「積み木やブロックなど知育グッズでの遊びと、図鑑での遊びをどれくらいしていたか」という問いの結果では、東大生家庭と一般家庭では大きな差が見られた。知育グッズでの遊びを「ほとんど毎日」していたと答えたのは東大生家庭の場合51.7%に対し、一般家庭は29.9%。

図鑑での遊びは「ほとんど毎日」と答えたのは東大生家庭で31.7%に対し、一般家庭では5.1%。一般家庭で「図鑑を持っていない」というのは約3割にも上った。反対にテレビの視聴時間については東大生家庭のほうが一般家庭に比べて少ない傾向が見られた。

河村さんはこの結果を見て次のように話す。

「テレビやスマホなどの刺激の強いものよりも、図鑑や積み木などの知育グッズのほうがいいと直感的に感じている家庭が多いのでしょう。わが家でも、幼少期の玩具は白木の積み木がメイン。子どもは白木の積み木を何かに見立てて遊んでいたので想像力が育まれました。テレビもほとんど見せませんでしたね」

一方、未就学児用のドリルなど、ワークをどのくらいやらせていたか。東大生家庭では「ほとんど毎日」が21.7%、「やらせていない」の回答も23.3%と多かった。

「ほとんど毎日やらせている親御さん同様に、ワークを“あえて”やらせない親御さんも教育的な意識が高いのだと思います。ワークをやらせなかった家庭が何もしていなかったのではなく、別の体験をさせたいという思いがはっきりしている場合もあるでしょう」