もっともダメなのは「理由を言って断るだけ」

そのため、土下座などもってのほか。相手にアイコンタクトができない謝罪は避けましょう。

続いて、「ありがとう」と感謝の気持ちを述べましょう。

「ありがとう」と言われると、人は相手にネガティブな感情をいだきにくくなります。

このように謝罪と感謝を述べた後に、ようやく理由を説明して断りを入れます。「~という理由で、申し訳ないけどキミと別れたいんだ」と伝えるのです。そして最後に、今後の2人の関係の代替案を伝えます。

「これからは上司としてキミのことを応援していきたいと思っているんだ」といったように。

というわけで、この順番に則ると、このような話し方になります。

「ごめんなさい。今までたくさん楽しい時間を過ごさせてくれてありがとう。これ以上不倫を続けるとトラブルが大きくなりそうだから、今日をもって2人の不倫関係を終わらせてほしいんだ。今後は上司としてキミのことを応援していきたいと思う」

もっともダメなのは理由を言って断るだけのパターン。相手の女性が感情的になり、納得してくれないでしょう。まずは謝る。この意識を徹底してください。

良い言い方:ごめんなさい、そしてありがとう
ダメな言い方:言い訳してひたすら土下座

樺沢紫苑(かばさわ・しおん)
精神科医
1965年、札幌市生まれ。札幌医科大学卒。米・イリノイ大学への留学を経て樺沢心理学研究所を設立。著書に『学びを結果に変える アウトプット大全』など多数。
(構成=鈴木俊之 撮影=横溝浩孝)
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