50歳で考え始めた定年後の生活
56歳のとき、荒木正人氏は会社を早期退職した。今から15年前、2004年のことだ。理由は「すぐにでもやりたいと思う仕事が見つかった」からだ。その2年後、「サン・ゴールド介護タクシー」を個人で開業した。
「50歳のころに、定年後の生活を考え始めたのがきっかけでした。定年間際になってから考えたのでは遅いと思ったのです」(荒木氏、以下同)
荒木氏は当時、大手IТ企業に勤めるシステムエンジニア(SE)だった。勤続年数は31年。福祉事業とも、はたまたタクシー運転手とも、まったく畑違いの世界である。しかし荒木氏は、「逆にそれがよかったのだと思います」と振り返る。
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