「パッション型」はロケットスタートで
パッション型の人は、普段もパッションを出して仕事をしています。だからいつもの仕事の状態をそのまま活かせば、説得力が出ます。具体的には、たとえば現場目線で話す、仕事の現場感を出すなど。お客さんの懐に入るのが上手いので、プレゼンでも採り入れてください。聴き手とのコミュニケーションがポイントです。
・思いきりよくロケットスタート
冒頭から格好つけずに、たとえばお客さんにいつもしている「いらっしゃいませ~!」というときの勢いを出します。プレゼンで「今日はいらっしゃいませ~!」と言ったパッション型もいます。ポイントは、「ロケットスタート」です。大きな声も武器になります。インテリぶると良さが活きません。多少雑になる部分があってもOK。思い切りやることです。冒頭から飛ばすのは怖いですが、手足や声が震えても、なるべく早い段階でお客さんを自分の「強みの土俵」に引き入れることです。
パッション型は、勢いを出すと自分のリズムに乗ることができます。元気なオーラを発散するために本番当日はよく寝て臨んでください。前日の飲み会は控えましょう。
小泉進次郎議員の話し方を参考に
・むちゃ振りしていい
メンバーに、「詳しい人に説明してもらいます、○○さん、お願いしまーす!」という感じで、思い切り振ったりするのもOKです。
ある小売業のS社長のプレゼンでは、お客さんから商品リクエストがあったとき間髪入れずに、「ヤマダぁ~! 聞いてる~! お願いね!」と、担当者さんに大きな声で振って、好感度抜群でした。いつものメンバーに声をかけることで、空気を仕切る主導権を握ることもでき、「この人は仲間を大切にする人なんだな」という印象も伝わります。
・パッション型の人物例:小泉進次郎議員
常に現場目線を失わず、自分の言葉で話す。演説では聴き手に呼びかけるのが得意技。意外にダジャレも言う。強い視線と低く響く声からパッションが伝わってくる。小泉進次郎議員がオドオド話したら強みが活きません。