代表格は「楽天ふるさと納税」

寄付でポイントが貯まるふるさと納税ポータルサイトはまだ少ないが、代表格は楽天市場運営の「楽天ふるさと納税」だ。寄付額の1%分楽天スーパーポイントが貯まる(※換金性の高い商品はポイント対象外の可能性あり)。たとえば1万円寄付したら100円分ポイント獲得できることに。しかも、寄付する際「楽天カード」で決済すると、還元率が3%分上乗せされ、合計4%になる(※「楽天プレミアムカード」などの上級カードは還元率がさらにアップ)。

そのうえ、期間限定で楽天市場でのショッピングのポイント還元率が最大10倍程度までアップする「楽天スーパーセール」開催時に寄付すると、ショッピングと同様にポイントを荒稼ぎすることも可能。楽天スーパーポイントを貯めている人なら、この仕組みを利用しない手はない。

また、「ANAのふるさと納税」も、寄付でポイントが貯まるふるさと納税ポータルサイトの1つ。寄付額100円につき、ANAのマイルが1マイル貯まる。

マイラー向きであることはもちろんだが、同サイトでは高級レストランチェーンを展開する「ひらまつ」と自治体が提携した、スペシャルな企画も実施。寄付をすると、対象の自治体特産の肉や海産物、野菜などを用いたコース料理を、ひらまつの系列レストランで楽しめる。ひらまつのファンの人、返戻品で食材をもらっても、使い切れない人などは、注目してもいいだろう。

寄付でポイントやマイルが貯まる2つのポータルサイトを紹介したが、これらは大手のポータルサイトよりも、サイト上から寄付できる自治体の数が少ない。ただ、選択肢が多すぎても、全部をチェックできるわけでもない。限られた中から選択することに不便を感じない人も多いだろう。

ふるさと納税に慣れてきた人も、こういった付加価値を意識しながら寄付先を検討してみると、楽しみ方が広がるかもしれない。

(構成=元山夏香 写真=iStock.com)
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