MBA取得、起業と続く夫の快進撃

その後、MBA取得のために夫のイギリスへの留学が決まり、家族全員で同行しました。長い休暇にはヨーロッパ中を旅行したりと、夢のような毎日でした。あんな経験ができたのは、金銭的な余裕があったから。

私はまったく知らなかったのですが、最近主人が「留学中に、家が1軒建つくらいお金を使った」と話しているのを聞きました。子どもたちにも理想的な教育環境を与えられ、本当に感謝しています。

1年の留学を終え、帰国後復職すると、再び激務の日々。そして、主人は起業を決意します。このときも事後報告で、会社を辞めた時点では、何をするかも決まっていない状態。

ただ、起業仲間だけは決まっているということで、皆さんをわが家にお招きしてホームパーティを開きました。収入は途絶え、この先どうなるかはまったくわかりませんでしたが、主人の楽しそうな姿を見て心からよかったと感じました。

主人の会社は順調に業績が伸び続け、今では子育ても一段落。1年ほど前から出産後のお母さんと赤ちゃんをケア、サポートする仕事を始めました。主人や子どもたちも応援してくれて、とても嬉しいです。最近では夫婦の時間も増え、一緒にジョギングをしたりロードバイクで走ったり……。主人とも、これまで以上にふたりの人生を楽しみたいねと話しています。

(撮影=板橋 葵)
【関連記事】
将来も食っていける職種・企業の「実名」
セレブ婚活で億万長者と結婚した人の極意
貯金「1000万の壁」を越える人の共通点
実録ドラマ「貯金ゼロからの家計再生」
“太鼓持ち”は上司に信頼され、出世するのか