ドンキとの資本提携が功を奏すか
ユニファミマはこうした状況を変えるべく8月24日、ドンキホーテホールディングスとの資本提携を発表した。
GMS内にドン・キホーテのテナントを誘致するなど、まず2018年中にドンキのノウハウを6店舗に取り入れ、ドン・キホーテの店舗内にもファミマを展開する計画だ。現状の計画では店舗数自体がそれほど多いわけではないが、今後の進捗に期待したい。
さらに長期的に注目すべきは新商品開発や、ポイントカードやクレジットカードの仕組みの連携によるシナジー効果だ。
コンビニ業界の課題として、店舗人件費の高まりによる収益圧迫があり、これを改善するための新しい分野の商品やコスト削減手法が強く求められている。今回の提携によりユニファミマがそういった課題の解消に成功して、再度の逆転を実現できるか、慎重に見極めたい。
(構成=吉田洋平)