常に意識するべき「大中小の法則」
相手にわかりやすく伝えるには、局所的な点を細かく説明することより、まず大枠を捉えて、そこから自分のレベルに合わせて説明をするほうがわかりやすくなります。いかにも難しい英語が飛び交っていそうなゴールドマン・サックスのような職場でさえ、実際にはこのルールに従って話されるケースがほとんどです。
拙著『英語で説明する全技術』(秀和システム)では、皆さんの周りにあるさまざまなケースを使って「大中小の法則」を紹介しています。この法則は、「英語ができる」と自負している人でも、十分に使えていないことがあります。そういう人は「英語力」は高いのかもしれませんが、コミュニケーション力が高いとはいえません。ビジネスで英語を使ううえでは、まずは自身が話すべき順番を意識しておくことが大切です。
齋藤浩史
マサチューセッツ大学MBA講師。 上智大学博士号中退、イギリスバーミンガム大学MBA。ゴールドマン・サックスやその他外資・日系投資銀行で海外業務を行う。ヨーロッパ、中東、東南アジアの財務省や世界銀行との国際ビジネスに携わる。現在、マサチューセッツ大学MBA講師のほか、ビジネス英語ライティング研修、英語プレゼン研修を企業や個人に提供、同時に都内大学や資格学校のLECでミクロマクロ金融・経済学を教える。著書に『外資系金融の英語』(中央経済社)。近著に『英語で説明する全技術』(秀和システム)がある。
マサチューセッツ大学MBA講師。 上智大学博士号中退、イギリスバーミンガム大学MBA。ゴールドマン・サックスやその他外資・日系投資銀行で海外業務を行う。ヨーロッパ、中東、東南アジアの財務省や世界銀行との国際ビジネスに携わる。現在、マサチューセッツ大学MBA講師のほか、ビジネス英語ライティング研修、英語プレゼン研修を企業や個人に提供、同時に都内大学や資格学校のLECでミクロマクロ金融・経済学を教える。著書に『外資系金融の英語』(中央経済社)。近著に『英語で説明する全技術』(秀和システム)がある。