「プロレタリアートよ、団結せよ」
歴史的に見て、世界は段々といい方向に向かっていると思います。けれどもまだまだ世界には多くの困っている人たちがいるのです。
私は今回初めて日本に滞在し、8月6日には広島平和記念式典にも参加しました。広島・長崎の原爆はキューバ人にとっても、心を揺り動かされる出来事です。罪なき人たちが住んでいる場所に、あれだけひどい被害を及ぼす兵器を投入することにどんな意味があるのか。「これだけすごい兵器を造り出した、誰も米国に敵わないのだ」とアピールしたかったのでしょう。戦争はやってはいけないことであり、戦争を起こさないためにキューバ人は日々、“戦い”を続けています。
戦場は違いますが、日々戦っている日本の労働者にこの言葉を送ります。
「プロレタリアートよ、団結せよ」。
カミーロ・ゲバラ(Camilo Guevara)
モスクワ大法学部卒。1962年に革命家チェ・ゲバラの長男としてキューバに生まれる。ボリビアに向かった父と3歳のときに別れたという。弁護士資格を持つが、現在は母が所長を務めるチェ・ゲバラ研究所のコーディネーターとして、父の思想を世界に広めている。革命家になる前の父が撮影した写真の展覧会を8月27日まで東京で開いている。
モスクワ大法学部卒。1962年に革命家チェ・ゲバラの長男としてキューバに生まれる。ボリビアに向かった父と3歳のときに別れたという。弁護士資格を持つが、現在は母が所長を務めるチェ・ゲバラ研究所のコーディネーターとして、父の思想を世界に広めている。革命家になる前の父が撮影した写真の展覧会を8月27日まで東京で開いている。
(撮影=原 貴彦)