残業は「組織や個人」のレベルを超えている

残業はなぜなくならないのか。「だらだら仕事しているからだ」「長い会議が多すぎるからだ」、そんな意見をしばしば耳にするが本当にそれらが主犯なのだろうか。本書は豊富なデータや著者自身の経験に基づく具体的な事例を踏まえて、残業がなくならない本当の原因に迫り、真の働き方改革につながる方策を提言した斬新かつ意欲的な仕事論・組織論だ。

著者は残業がなくならないのは日本企業にとってそれが合理的だからだと言う。

もちろん残業を肯定しているわけではない。「残業は悪だ」が、「残業は嫌だという感情を手放して残業の持つ合理性と向き合わなくては、真に有効な対策にはなりえない」と言うのだ。

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