こうすればわが子の「非認知スキル」が伸びる!

非認知スキルは、成人するくらいまで伸びることがわかっている。

たとえば、非認知スキルのなかでも大切な「やり抜く力」。同名の著書がベストセラーになっているペンシルバニア大学のアンジェラ・ダックワース教授によると、「習い事でも部活でも、安易に辞めさせず、やり抜かせる経験をさせていくことが大切」という。仮に辞めるにしても、発表会までに練習をがんばるという目標を達成してからにしよう。

さらに中室准教授は、非認知スキルを鍛えるなら「早ければ早いほどいい」という。それは、スキルの複利効果が期待できるからだ。

「人がひとつの能力を獲得すると、それが次のスキル獲得につながっていきます。たとえば、算数の九九ができるようになったから、次に因数分解ができようになるし、因数分解ができるから、微分積分ができるようになっていくというようなことです。人はそういうことの連続で、スキルが増幅していきます。だからこそ、ヘックマン教授は子どもに教育投資をするなら、就学前の時期が大切だと訴えて、ノーベル経済学賞を受賞したのです」(中室准教授)

いまこれを読んでいるあなたに、乳幼児のお子さんがいるなら、もっとも投資効果の高い時期だ。現在発売中の『プレジデントBaby 0歳からの知育大百科』では、中室牧子准教授監修のもと、「科学的に正しいしつけ・声かけ」と題して、0歳からできる非認知スキルを鍛える方法を紹介している。言葉が伝わらない赤ちゃんに、どうやって「ガマン」を教えるのか? ぜひ、誌面でチェックしてほしい。

中室牧子

慶應義塾大学総合政策学部准教授。慶應義塾大学卒業後、コロンビア大学で博士号を取得。日本銀行や世界銀行での実務経験を経て、現職に。『「学力」の経済学』がベストセラーになる。近著に、経済学者が分析に用いる手法をわかりやすく説明した『「原因と結果」の経済学』がある。
 
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