酒とたばこが苦手でも大丈夫

「トランザクティブ・メモリー」という言葉をご存じですか。これは、世界の組織学習研究では、きわめて重要なコンセプトと位置づけられています。

よく、組織に重要な点として、「情報の共有化」が挙げられます。一般に、それは「組織のメンバー全員が同じことを知っている」ことだと考えられがちです。しかし、近年の研究では、組織の学習効果を高めるためには、「組織のメンバー全員が同じことを知っている」ことではなく、組織のメンバーが「他のメンバーの誰が何を知っているのか」を知っておくことが重要だとわかってきました。それが、トランザクティブ・メモリーです。

人の知識のキャパシティには限界がありますから、組織の全員が同じ情報をすべてインプットすることは効率が悪いといえます。それよりも、ある知識が必要なときに、「誰がその知識を持っているか」が、組織全体に浸透していることが重要なのです。近年の経営学では、「トランザクティブ・メモリーはどうすれば高められるのか」についての研究が注目されています。