親の背中を見て子供も何かに打ち込む
我が子を「没頭する子供」に育てる親の特徴2
○親自身が何かに一生懸命に打ち込んでいる
立ち返って、我々大人はどうでしょうか。将来の夢はありますか。「将来の夢=職業」ということではありません。転職でも構いませんが、仕事関係に限った話ではありません。
英語でいうところの「dream」に当たるものです。実現しているものは夢ではないので、今すぐは難しくても叶えたいこと、少し遠い目標です。
あると答えても、ないと答えても、どちらでも構いません。
いずれにせよ、現状にそれなりに満足しているか、もしくは目の前のことにひたすら打ち込んでいるかということでしょうか。それはやることがあり、充実している証拠です。立派なことです。
結果的に、夢があろうがなかろうが「なるようになる」のです。将来の夢云々より、目の前のことに打ち込む資質を身に付けることの方が余程大切です。仕事でも趣味でも、何でもいいのです。没頭している親の姿を示しましょう。生きたお手本を見た子供は自分も何かに打ち込もうと思うはずです。
我が子を「没頭する子供」に育てる親の特徴3
○子供に適切な選択肢を示している
さて、本題に戻りましょう。いかに我が子を何かに没頭させるかです。例えば、親が「何か我が子に習い事をさせたい」と思います。「親が思うより、子供が自ら思わないと」と思うかもしれませんが、親が先に思うことは大切です。なぜなら、先に述べたように、子供が全く知らない世界は、選択以前の問題になるからです。
よって、「何でもあなたの自由にしていいのよ」というよりも、ある程度の選択肢を示してあげる方が適切です。
自分(親)がかつて野球少年だったから「少年野球」をすすめてもいいし、ピアノを習っていたから、ピアノ教室をすすめてもいいでしょう。「バイオリンが弾けるって素敵」「バレエって憧れる」など、自分が子供時代にできなかった憧れを投影しても構いません。「近くに○○の道場がたまたまあったから」という程度の理由でもいいのです。
いずれにせよ、何も提示しないよりずっといいです。何が我が子を没頭させるきっかけになるかわからないからです。