7.【商談】社長と握手するとき
Q. 商談成立! これから力をあわせてやっていく意思表明として、社長と握手を交わしておきたいが……。
A. 力を抜くのはデッド・フィッシュと呼ばれる、ご法度の行為。アイコンタクトをとりながら、やや力をこめます。上下関係がある場合は、目上のほうから差し出すのが礼儀です。異性間であれば、女性が差し出してからにしましょう。(伊東)
8.【商談】遅刻したときの言い訳
Q. 電車が停まって遅刻をしてしまった! 自分は悪くないはずだが、どう言い訳すればいい?
【×】実は電車が遅れまして……
【○】申し訳ありません
A. 謝るのは後回しにしてまずは説明、という欧米式の自己正当化は日本社会にはあいません。言い訳したい気持ちをこらえて、まずは謝罪を。その後で、ほかの話に紛れて言えるような機会があれば説明します。(心理学博士 榎本博明氏)
9.【商談】相手が自分の名前を勘違いしているとき
Q. 取引先が自分の名前を間違えて呼んでくる! 商談に入る前、指摘したほうがよいものか?
【×】そのまま受け流す
【○】勘違いを指摘する
A. 気まずくなるからという理由で訂正しないでいると、別の場で相手が恥をかくこともありえます。いかにもムッとした感じを出さず、「すいません、私の名前、○○なんです」とさりげなく訂正しましょう。(榎本)