「学級経営」スキルに学ぶ、子への「切り返し」術
[4]子どもを幸せにする「切り返し」スキル
拙著『新任3年目までに知っておきたい ピンチがチャンスになる「切り返し」の技術』(明治図書)では、子どもの様々な「困った」言動に対し、どう切り返すかをまとめています。
本来は教師向けの本ですが、子育てをされている親御さんにも十分に参考になる点があろうかと思います。
子育てにおける「切り返し」の技術は、親の自己保身のための技術ではありません。子どもを幸せにするための技術です。
構えがしっかりとできていれば、子育てのピンチにも対応でき、チャンスに変えられます。それがピンチかチャンスかは、捉え方に左右されます。
子育てにおける「小さなトラブルの局面」は限りなくあります。
●子どもが皿を割った
●弟や妹に意地悪をする
●お友達を叩いてしまった
避けたいところですが、少し大きくなって万引きで捕まることだってあるかもしれません。
その時、親がどんな言葉を返すかで、子どもの成長の方向が決まります。全ては、子どもにとって本当に幸せな成長のために。
とっさの対応が、本当にとっさではうまくいきません。
普段からの構え、それには親としての「哲学」が必要です。この記事をご覧になった方には、ぜひ拙著からその哲学の面に触れていただければ幸いです。