3つ目の要件は「相手の感情に染み入るか」。ロジックエラーがなくても、最終的に納得してもらえるかどうかは、相手に感情的に受け入れられるかどうかで決まります。相手に受け入れられやすい比喩やデータを使うことで説得力は高められます。
最後は「自分の感情を前面に出しすぎていないか」です。説得力というと、熱く語るほうがよいと思われがちですが、実は逆。「○○してはならない」と言いたいところを「言語道断である」とまで表現してしまうと、「何か特別な思いがあって、そこまで言わざるをえないのではないか」と警戒感を抱かせてしまいます。
&Create(アンド・クリエイト)代表 清水久三子
1969年、埼玉県生まれ。お茶の水女子大卒。日本IBMグローバル・ビジネス・サービス事業部、ラーニング&ナレッジ部門リーダーを経て、2013年独立。著書に『プロの課題設定力』『プロの資料作成力』などがある。
1969年、埼玉県生まれ。お茶の水女子大卒。日本IBMグローバル・ビジネス・サービス事業部、ラーニング&ナレッジ部門リーダーを経て、2013年独立。著書に『プロの課題設定力』『プロの資料作成力』などがある。
(構成=大塚常好(プレジデント編集部))