子供と二人三脚で成長していくにはどうしたらいいのか。人材育成コンサルタントの清水久三子さんは「ひとり娘が中学受験する際、親として子供が自律的に勉強できるようになることを一番の目標にしました。就寝前にかける言葉は『今日はどうだった』。小6時は勉強の進捗の管理を自分でできるようになりました」という――。

※本稿は、『プレジデントFamily2021年夏号』の一部を再編集したものです。

◎人材育成コンサルタント・清水久三子さんの場合

株式会社アンド・クリエイト代表取締役社長。人材育成コンサルタント。一人娘は現在、難関私立女子校に通う中2。娘の受験サポートをする100の秘訣を書いた『働くママの成功する中学受験』(世界文化社)をはじめ著書多数。
この先役立つ「時間管理」を教えて、自律的学習に
清水家もリビング学習派。清水さんが台所にいるときにはキッチンカウンターで勉強をすることもあったそう。
清水家もリビング学習派。清水さんが台所にいるときにはキッチンカウンターで勉強をすることもあったそう。(画像=『プレジデントFamily2021年夏号』)

人材育成のコンサルタントである清水久三子さんは、子供の中学受験にもコンサルタントのノウハウを活かした。

「受験勉強が本格化するのは4年生から。そのため、3年生の1年間を助走期間と考え、入相性を見たり、そこで出会った人たちからいろいろな情報を収集したりしながら、余裕を持って娘にとってベストな戦略を立てようと思いました」

さらに、出張が多く、つきっきりで勉強を見られない清水さんは、「子供が自律的に勉強できるようになること」を一番の目標に掲げた。自律的に学習する力は一生役立つと考えたからだ。

「『仕事と中学受験の両立は無理』と思うかもしれませんが、計画を立てて実行し、振り返り、次に活かすサイクルは仕事と似ています」

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