商談成立の後で

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商談成立の後で
▼三流は……
お礼をいいながら後片付け

年度末になると、営業マンはどうしても自分の営業成績の数字が気になって仕方がなくなるもの。心のなかでは、「次のお客さまのところに早く行って少しでも数字を上げなければ」と気が気でない。それで無意識のうちにしてしまうのが、会釈程度にお礼を述べつつ、手元ではガサゴソと契約書や資料を片付け始めてしまうこと。心のこもっていない中途半端なお礼は、顧客にすぐ見透かされる。

▼一流は……
一度立って上体を90度傾ける

男性がお礼を述べる際には、かかとをつけて、つま先は握りこぶし1~5個ほど開け、相手の目を見ながらお礼の言葉をいう。そして、腰から上体を一直線にして、腰から前へ90度傾けるのだ。お辞儀には、目礼、会釈、敬礼、最敬礼などいくつも種類があるが、これがお礼の際のお辞儀だと覚えておこう。ただし、混み合った売り場などであるのなら、敬礼などで臨機応変に感謝の気持ちを示せばよい。