「20年無敗だった」と語り継がれ、雀鬼(じゃんき)の異名を持つ麻雀界では伝説の存在。ツキというものを知り尽くしている桜井章一氏が、運とは何か、どうしたら流れを読み、ツキを呼び込めるのかを語った。

昨年、「麻雀最強戦2014」という大会でサイバーエージェントの藤田晋君が優勝した。藤田君は起業家になる前、私が主宰する雀鬼会(麻雀を通して人間力を鍛えることを目的とした組織)に通っていたことがある。いわば、かつての教え子だ。

「麻雀最強位」タイトルを獲得したサイバーエージェント社長・藤田晋氏。(時事通信フォト=写真)

プロも交じる大会で、どうして藤田君が優勝できたのか。それは彼が強いからでも、うまいからでもない。運がよかったからだ。

藤田君が強運の持ち主だったといいたいわけではない。あの日、会場に行った私は藤田君と肌が合う感覚がして、「彼が勝ったらおもしろいな」と思ったら、本当にそうなった。つまり、私と藤田君との関係が運を引き寄せた。