シーン4:頼みにくいことをお願いする

【BAD MAIL】

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BAD MAIL/GOOD MAIL

[A]曖昧な言葉はNG……「○○をしてほしいと思っている」では、指示にはならない。
[B]内容が不明確……「何を」「いつまで」「誰が」という伝達事項が抜け落ちているため、これでは部下が何を指示されたのか明確に伝わらず、混乱を招くことに。抽象的な言葉ではなく、5W1Hの基本に沿って、順序立てて伝える工夫が必要。

【GOOD MAIL】

[A]「理由」をしっかりと……部下と課題を共有する。何のために動いてもらいたいのかを明確に記すこと。背景と目的が明確になることで、部下は「求められていること」を初めて理解できる。
[B]「誰に」「何を」を明確に……的確な指示出しが重要。「誰に」「何を」してほしいのか、個条書きで明確に示すことも必要。優先順位を示すことも必要。どう動けばいいかが明確になる。
[C]期限を示す……期限を設けないと動き出せず、さらに別のプロジェクトの中でどう入れ込むかも判断できない。同時にレポートをどこに、どう提出するのかも記しておく。
[D]上司の気持ちを添える……押しつけられたと思わせないよう、高圧的な態度に注意。「指示」ではなく、「お願いする」という気持ちを。また「一緒にがんばろう」という気持ちを伝えるのも効果的。