ブリヂストンCEO兼会長 津谷正明氏

私が常に意識しているのは、いかに時間の効率を高めるかということです。当社は売り上げの海外比率が8割というグローバル企業なので、CEOの下には毎日のように世界中から課題が集まり、それら一つひとつに決断を求められます。私の処理が遅れれば、その間多くの社員が不安定な状態で半日や1日を過ごさなければならなくなってしまう。ですから、ものごとを効率よく処理し、できるだけ早く結論や方針を出すことが重要なのです。たしかに楽ではありません。でも、そのために高い報酬をいただいているのですから当然だと思っています。

効率化のためには、頭の切り替えが素早くできることも必要です。交渉の席でも、前の気分を引きずってイライラしていたり怒りを抱えていたりしたら、それは絶対に相手にもわかってしまうので、いい結果は期待できません。ですから、ひとつの仕事が終わったら、結果はどうであれ、いったんそこで忘れる。そして、気持ちを平静にして、新鮮な気持ちで次に向かうようにしています。