JALの上海支店で働く中国人女性スタッフ、王潔莉氏と馮潔氏。
2010年1月に破綻したJALの上海支店で働く中国人女性スタッフ、王潔莉氏と馮潔氏に話を聞いた。日本の「折れた翼」を再生させた稲盛氏の経営手腕は高く評価され、わずか2年半で再上場を果たした。稲盛哲学によって組織が生まれ変わったわけだが、現場で働く人々はどう感じていたのか。王氏は会社が一丸となってきたという。
「稲盛会長が経営に加わってからは、社内に一体感が出てきたように感じます。上海支店だけでも240人が働いているのですが、以前は他部署の仕事はお互いあまり気にしていなかった。それが今では自分たちのことだけではなく、周囲の仕事にも気を配る雰囲気が出てきました」
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