2014年6月29日。中国・浙江省杭州市の人民大会堂は興奮に包まれ、お祭り騒ぎと化した。「稲盛和夫経営哲学報告会」の会場に本人が登場したのだ。熱狂冷めやらぬ報告会の後、プレジデント特別取材班が稲盛氏に取材した。

※第1回はこちら(http://president.jp/articles/-/14097)

なぜ拝金主義で行き詰まったのか

稲盛和夫氏

経営者は才能を私物化せず、仲間のために会社を発展させ続けなければならない。それは果てしない頂を目指す登山のようなものだという。