鏡で股間見て「この毛、必要?」と自問自答

脱毛生活4年目に突入したアヤさんだが、今年いよいよ「禁断のエリア」に手を出したという。それがV・I・Oラインだ。

Vラインはいわゆるビキニラインのこと。下着や水着から毛がはみ出さないように整えるのが目的だ。Iラインは女性器周り、Oラインが肛門周り。最近ではこうしたアンダーヘアの処理がワキ毛同様に“身だしなみ”として処理するのが常識になりつつあるらしい。

「今年の6月にはじめてV・I・Oを行いました。自己処理として、施術前夜はお風呂で、絶対人に見られたくない恰好で人知れずシェービング。禁断ゾーンに踏み込んでしまうと、そこからはチクチクとの戦いです。立っても座っても不快感がハンパないです。毛抜きで全部抜いてしまおうかと思うくらい。ちなみにヒップ奥のOはうつ伏せで、シェービングからサロンの人がやってくれます。Iは仰向け。片足ずつ膝を外側に倒し粘膜ぎりぎりまでシェービングをし、光を照射します。もちろん下半身丸出し」

粘膜ぎりぎりとか、下半身丸出しとか。私も同じ女性だが、ちょっとそれはできない。何年も通っているアヤさんはそんな無防備すぎる体勢をとるのももはや抵抗ないらしい。

とはいえ、V・I・Oに照射する際の痛みは?

「他の部位にくらべて、かなり痛いです! がまんしていたらエステティシャンに『痛みには、お強いほうですか?』と聞かれました。なので、『ふつうはもっと痛がるもんなんですか?』と逆に聞いたら、『自分の時は、施術1回目2回目は、痛くて飛び上がりましたよ』と。身体の中で、一番の剛毛地帯。やはり痛い。毛孔(毛穴)に存在する黒い毛根を、ひとつひとつ潰していく感じがわかります。バチッと。ただ、このひと孔ひと孔の痛みが、明日のツルツルに繋がる。そう信じて、痛みにも、屈辱的な恰好にも耐えるわけですよ」

実際、まだ1回しか施術していないのに、「毛のない快適さは、想像以上でした」と語るアヤさん。だがアンダーヘアの脱毛にハマりつつあるなかで、さらなる脱毛願望がわきあがってきた部位があるらしい。

「V・I・Oを処理することで浮かび上がるトライアングルゾーンですよ! 鏡を見ながらふと、『この毛、必要?』と思い始めて。サロンには、いわゆるアンダーヘアをすべてなくしてしまう、ハイジニーナコースもあるんですよ。でも、いくらエステティシャンが全員女性で、紙パンツをずらしながら手入れすると言えども、恥ずかしい恰好で他人にアソコを晒す行為が、私にはできるはずもありません。私は日本人であって、ブラジル人でも、オーストラリア人でもない。なかなか一歩踏み出せないでいます」