顧客を育てる営業　～顧客のビジネスの成長を助け、信頼されるには

引き出しを準備せよ

さて、話を戻して、相談してくれるのは望ましい状態と考えてください。あなたはお客様にとって重要な存在になってきたのです。当然のことながらお客様の言いなりになっている状態ではありません。お客様を営業が育成するつもりで

「そろそろ買い替えの時期ではないでしょうか。ワンランク上の商品にしませんか？」

とお客様にとっての価値や満足度を考えながら果敢な提案をしていきましょう。徐々に仕事（取引）の幅を広げるチャンスです。お客様は何を買うかに加えて「誰から買うか？」も大事な判断基準に入ります。

「○○さんがお勧めしてくれたから買ってみよう」

こうした関係のお客様を如何に増やすか、そして、そのお客様に提供できる価値を如何に広げていけるか？ そのキーとなるのが信頼関係。信頼関係を深めるために自分ができる支援業務の引き出しを準備しておきましょう。