坐禅の“解放力”

坐禅していると、解放される。
外側からやってくるいろんな意味から解放される。
そして、たった、一つ、
「ああ、これだ!」
と、よりよいものを選べるようになる。

「心」のいちばん元の意味は、なんだったのだろうか?

境野勝悟『読むたびにハッとする 超訳 禅問答』(三笠書房)
境野勝悟『読むたびにハッとする 超訳 禅問答』(三笠書房)

じつは、「心」の元の意味は、人間の内臓の働きと、人間の精神の働きをいった言葉であった。それがわかれば、すぐこの問答のいわんとするところに気がつく。

「即心是仏」の「心」は、心の元の意味、内臓の働きと精神の働きの意味で使っている。

もはや説明の必要はないと思うものの、人間の内臓の働きと、人間の精神の働きは、すべて「アミターバ」「アミターユス」の生命活動が主宰していた。

したがって、「即心是仏」とは、人の体のなかで活動してくれている「アミターバ」と「アミターユス」の生命活動が、そのまま(即)仏なのだ……と。

最初この問答をいただいたときには、まるで心の意味がつかめなかった。

老師は、坐禅をくませながら、何回も独参してくださって指導なさる。そのうち「心」を自分の基本的生命活動と見破る。

坐禅をすると、ふしぎと自分でわかる力、気づく力が育ってくる。

「坐禅」をする人だけがたどり着ける境地がある

検索時にプレジデントオンラインに関連する記事が表示されます

【関連記事】
「ある」と答えても「ない」と答えてもダメ…禅の師匠に何度も突き返された修行僧が、最後に差し出した「答え」
台所を見れば認知症の予兆がわかる…介護のプロが断言「物忘れ」よりも早く気づける"食卓の異変"
アルツハイマー病から「逃げおおせる人」は食事が違う…長寿研究の医師が口に入れたくない「米、塩、肉」の種類
ギャンブルでも、旅行でも、美術品収集でもない…和田秀樹が手を出すなという「世の中で一番金のかかる趣味」
「年金だけで暮らす人」は早々に手放している…50代までに捨てておくべき「老後のお金を食い潰すもの」8選