男性更年期障害の症状としても表れる
EDは男性更年期障害の症状の一つとして現れることもあります。男性ホルモン(テストステロン)の低下により、性欲減退や気分の落ち込みとともに勃起力の低下が見られる場合があります。
以前よりも疲れやすさや集中力の低下を感じる場合は、男性更年期が関係している可能性があります。気になる症状があったら、パートナーシップ改善のためにも治療を検討してみてください。
ED治療には総摂取カロリーと脂質摂取量を抑えた食事、有酸素運動の習慣化、適度な睡眠、喫煙・飲酒を控えるといった生活習慣の改善、妻・パートナーに正直な気持ちを伝えたり必要に応じて医師やカウンセラーに相談する心理的サポート、そしてシアリス、バイアグラといったED治療薬の活用が有効です。
日本で一般的に使用されているこの2種のED治療薬の作用メカニズムは基本的に同じで、血液拡張を阻害する酵素をブロックします。性的刺激によって一酸化窒素が放出されるとcGMPという物質が増え、血管を拡張します。cGMPを分解するPDE5という酵素を阻害することで血流を保ち、勃起を維持しやすくなります。
服用後約30分で効果の出る市販薬が登場
これまで医師の処方が必要だったED治療薬「シアリス」(エスエス製薬)が2026年8月からドラッグストア・薬局で購入可能になりました(ECサイト等オンラインは準備中)。セックスは2人でするものですから、ED治療のハードルが下がることは女性にとってもメリットです。
店舗でもオンラインでも、まず副作用等のスクリーニングのチェックシートに記入し、チェックシートの結果をもとに薬剤師から指導を受けた後に購入できます。
シアリスの市販化は、心理的ハードルの高い泌尿器科を受診することなく購入できるようにすることで、顧客が商品やサービスを初めて知る(認知する)最初の接点=ファーストタッチを増やすことが狙いです。それによって、より多くの患者さんに利用してもらうことに繋げたいのでしょう。
シアリスの有効成分であるタダラフィルは血管を拡張させて血流を促す作用があり、最長36時間という長い効果持続時間と、食事やアルコールの影響を受けにくい点が大きな特徴です。
ED治療だけでなくEDに伴う不妊症、前立腺肥大症に伴う排尿障害、肺動脈性肺高血圧症の治療薬としても厚生労働省に承認され、これらの治療に用いられる場合は健康保険適用になります。
性行為の約1時間前の服用が推奨されていますが、早ければ服用後約30分で効果が現れます。効果持続時間が長く、予定に縛られず自然な流れで性行為ができます。ごく稀に頭痛、のぼせ、ほてり、消化不良といった副作用が現れます。
