ご出産に抱かれていた不安

2006年11月24日、41歳の誕生日を前に、秋篠宮さまが記者会見した。このとき、悠仁さまが生まれてから2カ月半が過ぎていた。記者たちは改めて、出産前後の気持ちやエピソードなどを尋ねた。 その際、紀子さまは抱えていた不安、そして秋篠宮さまへの感謝を語っている。

「宮様も私が入院している間、また入院する前、久しぶりに経験する出産、そして、それに加えて前置胎盤であること、そのような中で不安を持っている私を冷静にまた優しく支えてくださり、必要な医学的な事柄をわかりやすく話してくださり、大変うれしゅうございました」

「家族5人の日々が始まっていることに感慨を覚えます」

また、秋篠宮さまは次のように語っている。

「私たちにとって男の子というのは今まで経験がないことですので、どのような経緯をたどって成長するのか、分かりません。ただ、基本的には長女、次女と同じように接するつもりでおります。今の段階で言えますのは、元気に育ってくれることを願っているということです」

そして、紀子さまは、家族との近況などを紹介した。

「悠仁を囲みながら家族でにぎやかに過ごしているとき、10年以上も前、幼い娘たちを夢中になって育てながら仕事をしていた若いころを思い出します。中学生と小学生になりましても、宮さまと私に多くの楽しみと喜びを与えてくれます。そして今、家族5人の日々が始まっていることに感慨を覚えます」

秋篠宮さまが明かしていた紀子さまへの感謝

あれから20年の歳月が経った。紀子さまに、秋篠宮さまはどのような思いを抱いているのだろうか。私は数年前、直接、尋ねてみたことがある。

〈「結婚して以来、今日まで、自分勝手で独善的とも思える夫によくついて来てくれたと感謝しています。私と比べれば、子どもたちの養育などではるかに多忙な日々ですが、そのような中で、自分の関心を持ったことを着実に進めているところは、とても立派だと思います」(『秋篠宮』より)〉

妻への敬意を込めて、そう明かしてくれたのだった。

(江森 敬治)
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