台湾が警戒する海からの封鎖
漢光42号で想定されたのは、中国軍が大規模な軍事演習を利用して戦力を集結させ、そこから実際の軍事作戦へ移る状況だ。軍事的威圧と侵攻との境界が曖昧なまま、事態が急速に進む可能性を台湾側は警戒している。
そうした事態に備えて行われたのが、海上封鎖訓練だ。台湾海軍と海巡署(海上保安庁に相当)は、エネルギー資源や重要物資を運ぶ民間船舶を護衛し、海外との海上交通を維持する「反封鎖」任務の訓練を実施。海軍と海巡署が合同で実動演習を行うのは初めてのこととなる。
台湾はエネルギーや物資の多くを海上輸送に依存している。中国軍が台湾周辺の海空域への圧力を強め、民間船舶の航行を難しくすれば、上陸作戦に至る前からエネルギーや食料、原材料などの供給に影響が及ぶ。
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