食生活のワンポイント

3食を規則正しく摂り、睡眠も十分に。過敏性腸症候群の治療は、このような生活習慣の改善から始まる。

深酒や刺激の強い食べ物は、健康な人であっても下痢に結びつく。この病気に悩まされる人は、もともと腸が過敏なので、刺激物やアルコールは控えるべきだ。同じ理由で、カフェインや炭酸飲料も控えることが望ましい。

牛乳や乳製品も控えるほうが賢明である。日本人には乳糖不耐症といって乳製品を飲んだり食べたりすると下痢をしてしまう人が多い。これが過敏性腸症候群の症状をより悪化させてしまうからだ。

積極的に摂取してほしいのは、アミノ酸のひとつであるアスパラギン酸と、ビタミンのひとつであるパントテン酸である。

アスパラギン酸は疲れた神経を快復させ、神経を鎮めてくれる。その名のとおりアスパラガスに多く含まれ、そのほか豆類、牛・鶏・豚肉に多い。

パントテン酸は体に、ストレスに抵抗できる陣容をつくる。レバー類のほか、カツオ、サバ、マグロ、サケ、イカなどに多い。このような食材をメニューにどんどん取り入れてほしい。

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