「思い出のモノ」をうまく手放す方法
思い出が大事だから、モノが手放せない……。
これは、とても自然なことです。
前述のように、僕自身、旅先で買ってきたものを前にして、何度も手が止まりました。
「これは捨てられないなあ」
「これは、さすがに無理だなあ」
そう言いながら、結局また元の棚に戻す。
身辺整理は、なかなか進みません。
でも、あるとき、ふと思いました。
思い出は、モノの中にあるのではない。
思い出は、頭の中と、心の中にある。
モノは、思い出の「きっかけ」にすぎません。
そう考えると、少しだけ、手放す勇気が湧いてきました。
全部は無理でもいい。
旅の思い出の「代表選手」だけ残せばいい。
モロッコの思い出は、このひとつ。
アイスランドは、この焼きもの。
ガラパゴスは、この小さなお土産。
そうやって、思い出にも、「スタメン」と「控え」を決める。
控えは、心の中に置いておく。
写真を撮って処分する
僕の知り合いの50歳ぐらいの女性は、思い出のあるものを処分するときには、ケータイで写真を撮っておくことで、その思い出を残していると言いました。
なかなかいい方法だと思います。
彼女は子どもを育てていて、子どもが夏休みの工作などでつくったものは、まずは学校に提出。そのあとは、やがて子どもが学校から持たされて戻ってきます。
しばらくは置いておくのですが、時間が経つと山のようになってしまうので、やはり写真を撮って処分をする。とてもいい方法ですよね。
二軍は、次の身辺整理のときには、リサイクルショップに出すのもいいと思います。
再利用(リユース)というスタイルが定着しつつあります。
市場は右肩上がりで拡大しています。
リユースはゴミの発生を抑制するために考えられましたが、2017年に1兆9932億円だったリユースの市場規模は、2023年には3兆1227億円になりました。
メルカリなどのフリマサービスや、オークションサイトを利用するといいと思いますが、「なんでも買い取り」は少しだけ注意が必要。
飛び込みの営業は断ったほうがいい。
家の中を見られないようにしたほうがいいかもしれない。
事前に口コミや評判を調べる。
なんでも無料と言っている業者は、処分するためのお金などを請求してくることもある。

