中学では7回以下
すでに中学軟式野球(日本中学校体育連盟)、硬式野球各団体(ボーイズ、リトルシニア、ポニー、ヤングなど)、学童野球(スポーツ少年団)などはすべて7回制かそれ以下になっている。7回制になったことで中学生が高校に上がって違和感を抱くことはない。
前述のように、世界のこの世代の野球は7回制に移行しつつある。
2025年12月、アンケート結果が発表された。
◆調査会社による登録モニター向けの調査(6月16、17日、回答者数2472)
賛成……35.9%
反対……25.0%
・女性は各年代で賛成が多く、男性は10~30代の4割が賛成。理由は「試合時間が短くなり、選手の熱中症予防の効果が見込めるから」が最多。
・男性は40~60代の反対が多く、高校野球に関心がある層、野球経験がある層は反対がやや多かった。理由は「終盤の勝負の醍醐味がなくなるから」が最多。
◆加盟校対象のアンケート(6月27日~8月8日、回答校数2643)
賛成……20.8%
反対……70.1%
高野連加盟校は7割が反対
部員数が0~20人の学校は賛成が28.2%。軟式野球部は賛成が32.4%。理由は「試合時間が短くなり、選手の熱中症予防の効果が見込めるから」が最多。部員数が増えるほど反対が増え、61~80人の学校では91.1%が反対だった。
理由は「打席数や投手の投球数が減り、プレー機会が減ってしまうから」が最も多かった。
◆日本高野連のウェブサイト(期間6月30日~7月11日、回答者数8953)
賛成……768
反対……7923
7回制導入に対しては、登録モニターは辛うじて賛成票が上回ったものの、加盟校で7割、ウェブサイトでは9割が反対に回った。
登録モニターの多くは「7回制」の背景説明をしっかり読み込んで回答したと考えられる。それでも「高校野球」のコアなファン層である40~60代は反対する人が多かった。
ウェブサイトの回答者は、登録モニターに比べれば、説明を十分に理解せずに回答した人がいた可能性がある。「Yahoo!」のコメント欄でも、記事をほとんど読まずに見出しだけ見てコメントしていると思われる人が結構いるが、こうした懸念も勘案すれば、2つのアンケートを実施したのは意味があるだろう。
