なぜ「日本社会がオワコン化しても大丈夫」と言えるのか

こうした安直な思い込みが広く受け入れられてしまうのは、「いつまでも変われない日本」への苛立ちと諦めが、とくに若い世代の間に広がっているからだろう。「自分だけはいつでも変われる」と思い込むことの中にしか希望を見出せないほど、彼らの展望は閉ざされているのではないだろうか。

ここであらためて考えてみよう。「日本の将来は暗い」にもかかわらずなぜひろゆきは、「あなたの未来は明るい」と言えるのだろうか。通常の考え方では日本の未来が暗ければ、そこに住む人々の未来も暗くなるはずだ。しかし彼はそう考えない。

彼によればこれまでの日本は、工場のラインに見られるような「横並び」の体制のもとで、「みんなでトクせざるをえない」という構造を大事にしてきた。