ゴールドマンは200億円超とも言われる巨額の手数料を得た上で、60社の海外投資ファンドに6000億円を出資させた。シンガポールのエフィッシモ・キャピタル・マネージメント、米国のエリオット、サーベラス、サード・ポイント、香港のオアシス。60社の中には名うての「アクティビスト」が何社も含まれていた。

「あの証券会社に任せれば、そうなることは目に見えていた」と久保氏は言う。

アクティビストと呼ばれる投資家にとって大切なのは優良な事業や資産を売却させて今期、来期の配当を増やしたり、株価を釣り上げて売り抜けることであり、「10年後の東芝の姿には全く興味がない」(久保氏)。ここから「東芝解体」が加速していく。

(大西 康之/文藝春秋 2026年9月号)
オリジナルサイトで読む

検索時にプレジデントオンラインに関連する記事が表示されます