【長距離運転】では、「まだ大丈夫」が事故の元
眠気や疲労、漫然運転などが生じ、追突や路外逸脱が多発するのが長距離運転です。
一般に、運転時間が長くなるほど事故リスクは上昇し、特に夜間の長距離運転では覚醒度の低下やマイクロスリープによる反応遅延にも注意が必要です。
高齢運転者は、他年代より長距離運転が少ない一方で、体力・認知機能の低下によって比較的短い距離でも事故を起こしやすいといえます。
「休憩を取るべき」という判断ができない、決断が遅れるといった報告もあります。疲労の蓄積に比例して判断力が低下するため、疲れる前の早めの休憩を心がけましょう。
余裕のある運転計画と適度な休憩が必須
2時間または100キロメートル毎に安全な場所に駐車し、20〜30分の休憩や仮眠を取りましょう。
コーヒーやドリンクのカフェインに頼り、休憩を取らないという選択は好ましくありません。
さらに、前夜の睡眠不足時に、深夜帯の長距離運転はNGです。出発・到着時刻に余裕を持った計画を立てることも重要です。
少しの運転ミスによっても死亡事故を起こす可能性を再認識し、事故リスクを下げるために、サービスエリアや道の駅に立ち寄り、そこでの滞在を楽しむことも有効な休憩手段です。
運転寿命を延ばすとは、昔と同じ運転を続けることではありません。年齢による変化を受け入れ、自分の運転を少しずつアップデートしていくことです。
毎日の何気ない「癖」を見直すことが、10年後の安全運転につながります。
本書では、このほかにも車線変更、すれ違い、駐車、通学路など場面別の事故傾向と対策を詳しく紹介しています。




