シワやシミを防いでくれる「赤い魚」

なかでも、「赤い魚」を食卓にもっと上げてはどうか。身の赤い魚といえば、代表的なのはサケ。それだけではなく、タイをはじめとする皮の赤い魚も健康効果が高いものだ。

こうした魚が赤いのは、身や皮にアスタキサンチンというカロテノイドが含まれているからだ。植物プランクトンの一種に多い色素で、食物連鎖によって魚に蓄えられて、身や皮が赤くなっていく。ほかに、エビや桜エビなどの殻にも多く含まれている。

アスタキサンチンの特徴は、非常に強い抗酸化作用を持っていることだ。この働きから、活性酸素の発生を抑えて、動脈硬化を予防してくれる。シワやシミを防いでくれるのも、中高年にはうれしい効能だ。

シメサバ、煮付け、味噌煮、塩焼き、竜田揚げ、フライ……。サバを使った料理がいろいろあるなか、血管が丈夫で心臓も健康な人は、どのメニューを好むのか。答えはシメサバ。

その逆に竜田揚げやフライなど、揚げ物が大好きな人は、血管がかなり老化しているかもしれない。魚を生で食べると、EPAやDHAを効率良く摂取できるが、ここで取り上げたいのはまた別の話。

アジフライ
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ごはん大盛、丼ものは老化を早める

「糖化」という現象だ。糖化とは、余分な糖がたんぱく質と結びついて、熱が加わって劣化する反応のことをいう。活性酸素による「酸化」と並んで、体を老化させる大きな要因として、近年大いに注目されている。体の組織が糖化すると、「AGEs」という老化を促進する物質がつくり出される。

AGEsは、体のさまざまな部分に少しずつ蓄積。血管では動脈硬化、骨では骨粗鬆症、目なら白内障、皮膚にはシワやシミなどを引き起こし、老化を進めていく。体の中の糖化は、糖質の多い食品を食べ過ぎるのが大きな原因だ。

血糖値が急激に上がると、血管からブドウ糖が染み出して、細胞などのたんぱく質と結びつき、体温の熱を受けてAGEsが生み出されてしまう。こうした糖化を防ぐには、ごはんの大盛りや丼物など、糖質の多いものを食べないようにするのが肝心だ。

しかし、それだけでは十分ではない。食品自体にもAGEsは含まれていて、消化吸収されると、その一部が体内で蓄積されるからだ。食品中のAGEsは、高温で加熱されるほど多くなっていく。サバ料理の場合、シメサバにはほとんど含まれていない。