泣き寝入り、直接対決よりプロに相談
ここまで、新幹線で起きている最新トラブルについて紹介した。乗客それぞれには事情があるのだから、思いやりを大切にして乗りたいところである。だが、それでも、周囲の乗客にイラっとしてしまったらどうすればいいか。
JR東海は、積極的に乗務員に相談することを進めている。「些細なことでも、相談してもらえれば、対応できることはいろいろあります」と頼もしい一言が返ってきた。
東海道新幹線の場合、車掌室は8号車にある。そこを訪ねるのもいいし、パーサー、警備員を含めれば、複数の乗務員が巡回しているので、声をかけるのでもいい。
自分たちで解決しようとすると、トラブルに繋がることもあるので注意したい。何を「マナー違反」と感じ、「注意すべきかどうか」の基準は人それぞれである。乗客同士では永遠に折り合いがつかないこともあるのだ。
感情的に注意してトラブルが深刻化したり、最悪、暴力事件に発展したりしては、楽しい旅が台無しだ。泣き寝入りや直接対決を選ぶ前に、迷わず乗務員を頼ることが、身を守る最善の防衛策といえよう。
また東海道・山陽新幹線では、10月1日から一部車両において個室タイプの座席「Supreme Class」を導入することを発表している。
個室であれば、静かに過ごしたい乗客はもちろん、仕事の電話やウェブ会議、動画撮影や配信も、周囲に気兼ねなく行える。トラブルを回避する手段として、こうしたサービスを賢く利用するのもひとつの手だろう。


