世界一の省エネの国になったが…

日本銀行の研究によれば、日本のエネルギー効率は1970年代から80年代にかけて大幅に改善した。大きな役割を果たしたのは、企業部門における省エネ技術の進歩だった。鉄鋼、化学、機械などの製造業は、生産量を維持しながら、使用する燃料や電力を減らす技術を競って開発した。家庭でも、冷蔵庫、エアコン、自動車などの効率が上がった。

古い電球からLED電球に交換する人の手元
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少ない電力で同じ性能を出す。少ないガソリンで長く走る。製造工程の無駄を細かく削る。省エネは、日本製品の品質と国際競争力の一部になった。

象徴的なのが、1999年に始まった「トップランナー制度」である。市場にある最も効率のよい製品を一つの目安とし、将来、業界全体が到達すべき省エネ基準を定める。最も優れた製品を、次の市場標準にする仕組みだ。