感覚神経の表面にある温度の受容体は、本来熱いものや冷たいものに反応して、その情報を脳に伝達する。ところが永島さんによれば、この受容体は、化学物質とも結合してしまう。

冷たさを受容する受容体が、メントールなどの冷涼感のある化学物質と結合すると、実際には冷たくないにもかかわらず、脳に「冷たい」という情報を伝達してしまうのだ。

同じ理屈で、冷却ジェルシートを貼っても、「冷たい感覚」が得られているにすぎず、「実際に冷やす効果は全くない」と永島さんは言う。