余計な刺激から自分を守るテクニックとは
新しいテクノロジーは上手に活用すれば、それがつくられた本来の目的通り、生産性の向上を促進する有効なツールとなる。SNSを活用すれば、距離が離れていて実際に会うことができなくても、共通の興味や目標を持つ人々のネットワークを形成できるだろう。ブログやツイッターからは、専門家の有益な意見や情報を得ることができる。
一方で、新しいテクノロジーは余計な刺激を私たちに与え、時間とエネルギーを浪費させる恐れもある。欲望を刺激する広告メールは専用フォルダに振り分けて目に触れないようにしたり、メールが来るたびに作業を中断してチェックするのはやめ、決まった時間に自分からサーバーにアクセスするなど、迫り来る刺激から自分を守る工夫も必要だ。
テクノロジーを有効に活用できるか否かは、「これは第2領域の役割と目標の達成に役立つか」を常に意識できるかどうかにかかっている。
スティーブン・R・コヴィー
1932年、米国ユタ州生まれ。作家、経営コンサルタント。世界78カ国でリーダーシップやマネジメント教育などを手がけるフランクリン・コヴィー・グループの創始者の1人。著書は『7つの習慣』『第3の案』など。
■フランクリン・コヴィー キングベアー出版
http://www.franklincovey.co.jp/books/
1932年、米国ユタ州生まれ。作家、経営コンサルタント。世界78カ国でリーダーシップやマネジメント教育などを手がけるフランクリン・コヴィー・グループの創始者の1人。著書は『7つの習慣』『第3の案』など。
■フランクリン・コヴィー キングベアー出版
http://www.franklincovey.co.jp/books/
(構成=宮内 健 撮影=若杉憲司)