佐藤の事務所は橋本の事情を知っていた
橋本愛氏サイドは、過去のトラウマから身体的接触をともなう演技には慎重であることを、事前に制作サイドに伝えていたし、それは佐藤二朗氏の事務所にも伝えられた。
しかし、他の誰でもない佐藤二朗氏のマネージャーがフジテレビと相談した結果、「佐藤本人には知らせない」という判断を下し、この重要なリスク情報を佐藤二朗氏に共有しなかったのだ。
その結果、車内という閉鎖的なシーンで、佐藤二朗氏は橋本愛氏のあごに触れるというアドリブ演技に及んでしまう。
しかしここで、フジから事情を明かされた彼が、もし「そうでしたか。知りませんでした。すみません。今後は気をつけますね」といえば、事態は丸くおさまっていただろう。ところが佐藤二朗氏は、「自分の行動を修正する」のではなく、あろうことか、逆に橋本愛氏側の事情を変えようと「相手に働きかけてしまう」のだ。
佐藤二朗の事務所フロム・ファーストプロダクション、7月1日の発表コメント①(一部)
番組側から弊社へ、橋本愛氏にトラウマがある旨が伝えられ、「佐藤さんに伝える必要はありますか?」と聞かれたが、弊社としては、日常動作のお芝居には問題がないという点と、絡みのシーンもない為、佐藤の芝居に制限をかけない方が良いのではないかと思い、プロデューサーの了解を得た上で、佐藤には橋本愛氏のトラウマ問題については伝えないこととなった。
「誠意」や「情熱」で二度も楽屋に突撃
佐藤二朗氏は「橋本愛氏への楽屋への立ち入り」を行なってしまう。
アドリブでのあごへのタッチは、知らされていなかったから仕方がなかったことかもしれない。だが、相手の女性の楽屋にアポなしで突撃する。これは決定的なハラスメント行為だといえるだろう。
しかも、二度にわたってだ。一度目は接触に気をつけるよう言われた直後に、テレビ局のチーフプロデューサーの説明に納得がいかず、直接話をつけにいってしまった。それによって橋本愛氏がさらにショックを受け、楽屋から出てこられなくなり、撮影開始が遅れるという事態を招いた(『週刊新潮』)。にもかかわらず、二度目は「第1話の完パケの出来はよかった。腹を割って話そう」という、彼の高揚感と(独善的な)誠意に突き動かされて、彼はふたたび楽屋をアポなし訪問してしまう。

