トランス脂肪酸はがんや心臓病のリスクに

また、揚げ物を買う場合は、時間が経ったものはなるべく買わないでほしいのですが、難しい場合は買う頻度を減らす、お店で揚げたてのものを食べるといったことを意識しましょう。

ちなみに、油が塗ってある韓国のりなども、大袋に入ったものを開封した途端に酸化が始まります。買うなら食べきりサイズで小分けになったものを買いましょう。

家でつくるのもいいですね。味のついていないのりに、ごま油をハケなどで軽く塗って塩を振り、弱火のフライパンで両面をパリッとするまで焼けば完成です。

そしてもうひとつ避けてほしい油脂である「トランス脂肪酸」。これは植物油が原料で、マーガリンや、レトルト食品、クッキー、ケーキ、アイスクリーム、チョコレート、スナック菓子など多くの加工食品に含まれています。

植物由来の油脂と聞くと、体によさそうなイメージがありますが、製造過程で「トランス型」という構造に変化してしまいます。この構造は体内では代謝されにくいため、老化やがん、心臓病のリスクなどが指摘されています。

トランス脂肪酸が含まれているかどうかは、食品表示の原材量名を見ただけではすぐにわからないかもしれませんが、「ショートニング」「ファットスプレッド」「加工油脂」などと書かれていたら、トランス脂肪酸が含まれていると考えていいでしょう。

「コーヒーにミルク」に要注意

意外なところでは、コーヒーなどに加えるコーヒーフレッシュにも含まれています。コーヒーにミルクを入れているつもりで使っている人も多いかもしれませんが、コーヒーフレッシュは生クリームではありません。

木内麻里(著)、日比洋子(監修)『その食べ方は栄養を吸収してません』(青春出版社)
木内麻里(著)、日比洋子(監修)『その食べ方は栄養を吸収してません』(青春出版社)

主成分は、植物油脂と水、食品添加物です。その証拠にコーヒーフレッシュは、レストランや喫茶店などでは常温で置かれていますよね。冷蔵する必要がないからです。

海外ではトランス脂肪酸が規制されており、食品のトランス脂肪酸の含有量を表示することが義務付けられていたり、注意書きが書かれていたりします。

日本では表示義務はないものの、メーカーや外食チェーンが企業努力をしてトランス脂肪酸の使用を減らしています。しかし、避けるに越したことはありません。加工食品を選ぶ際には、食品表示を確認するようにしてください。

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